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水中ウォーキング 水野千恵子

2023-04-15

「水中ウォーキング教室」の指導を担当しております水野です。

『広報東京都』2001年9月号に、都立多摩スポーツ会館にて(現・昭島市総合スポーツセンター)【水中ウォーキング教室 腰痛・膝痛の為】が記載されていました。

亡き母はその頃、整形外科に通院していましたので応募致しました。バスと電車を乗り継ぎ約1時間はかかったでしょう。当時は、全ての駅にエレベーターやエスカレーターが無く、膝の悪い母は大変だったと思います。しかし帰宅すると「千恵ちゃん楽しかったわ!水の中では体が軽くて、膝も痛くないし飛べるのよ!」とそれはそれは嬉しそうに話していました。

母が参加した【水中ウォーキング教室】を通して、高齢者や体に痛みがある方には、水の中での運動が、心身にとても良い事を知りました。しかし、その頃の私は競泳・泳ぐ事に夢中で、三箇所のサークルで週3日から5日、時には午前泳いで夜も泳ぐ事もあり、母をプールに連れて行ってあげなかった事を後悔しています。(脊柱管狭窄手術後に車椅子可能なプールにリハビーの為、連れて行きましたが)

15・6年前、公設プールでは歩く方が増え始めていました。その頃、私は更年期で腰痛があり整形外科を受診し始め、先生から【水中ウォーキング】を勧められました。その時、母の事を思い出し、自分の体の為に【水中運動】を学ぼう!『水中運動士』資格を取得しようと決心しました。

2月26日(日)『水中運動士』資格更新の為に義務研修を受けて参りました。[高齢者にとって必要な運動を理解し、的確にプログラムに取り入れる]という内容でした。講習会で得た運動は、担当する回でご指導したいと考えております。

【水中運動】何故?高齢者や体の痛みがある方、リハビリーを必要とされている方に良いのか。陸上と違い[水の特性]が大きく影響しているからです。
【浮力】・重力の働きから解放されて、水位によって関節・筋肉への負荷が軽くなる。(水深がおヘソ位で体重の40〜50%減、胸の下辺りで70%減)
【抵抗】・水の密度は空気の約800倍。水でゆっくり動く時、水は身体を包み込み支えてくれるが、体を速く動かす程に抵抗が大きくなり筋肉を刺激する。
【水圧】・水に入ると体にあらゆる方向から圧力がかかる。深くなる程、水圧は高い。足は体内で一番深い所にあり、水圧で血管が押され血流が良くなる(むくみ解消)
【水温】・体温は37℃位。プールの水温は30℃~31℃。体温より水温が低い為、体は体温を保つ努力を始めます。体温調整機能が活性化され風邪など引きにくくなります。(鳥肌が立ち、体が震えるのは活性化作用)

【水中運動・ウォーキングをされる時に大事な事】
1.水温を手足で確かめて、心臓に遠いところから順番に水をかけて入りましょう。
2.腹筋を意識して背すじを伸ばし、肩の力を抜き、腰を反らさない良い姿勢で。
3.息を止めずに数を数えながら動きましょう。
4.全身を使ってゆっくり、大きく動く事が大切です。いろいろな歩き方、動き方をしてみましょう。(歩幅、スピード、向き、手の動き、目線等)
5.水分補給をしましょう。
                    ※日本アクアサイズ協会テキスト資料参照

【自分の健康は自分で守る】
「いつまでも、健康で、元気でいたい」と思うのは、私達みんなの願いです。健康を維持する為に運動は大切な要素の一つです。
小平市には、年間利用可能な公設の室内25mプールがあります。
「ご自分の為に出来る事から、できる事を続けて頂きたい」と、陸上とは違った様々な水中での運動をご指導致します。
小平市水泳協会の【水中ウォーキング教室】は、2009年度より開催しており、今年で14年目になります。今後とも協会の事業にご参加して頂ける事を願っております。

次回は小平市水泳協会 金子会長です。お楽しみに!

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