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~生涯自分らしく~中村和子

2022-07-15

お役に立てればと、広報委員会のお手伝いをしております教室会員の中村和子です。

身体能力が並ではなく、膝、腰が悪く、スポーツを諦めていましたが“中村さん、水泳なら大丈夫!”と、知人からの勧めで水泳教室に通い始めました。お蔭さまで、呼吸は息をめいっぱい吐く、丹田を意識し、水をプッシュする以外は体から力を抜く、足は腰の筋肉から動かす、体幹トレーニング等教えていただき、少しずつですが楽しく体得しております。これらは日常の健康に役立つ事柄であることも発見致しました。陸で生活している人間が水の中に入ると別世界が開かれるという快感はたまらないですね!上手に泳げなくても私の実感です。

春から夏にかけて庭の木々は葉を広げ、バラが次々と開花し芳香を放っています。植物は労われば答えてくれるので楽しみで、植物と私のコラボで心地良い空間を奏でております。人との対応も同じことが期待できますね。

脳神経内科医曰く“加齢による脳の萎縮を遅らせる要因として、色々な事柄に興味を持ち、実行してみてはどうか”と、脳細胞の刺激が大事なようですね。コロナ禍で水泳教室がお休みとなりステイホームの中、読書トリップを試みました。10代の頃パールバックの長編小説「大地」を読み、過酷な時代状況の下でも朗らかに、逞しく生き抜いていく人間群像に感動したことを思い出し、「長城万里図」6巻13冊を読破。1930年代の中国の国情や、日本、米国、世界との関わりの駆け引きが描かれている歴史小説から現在まで続く課題の要因を垣間見る思いが致しました。

中国の歴史小説を読み、中国のドラマに興味を惹かれ、その延長線上にたどり着いたのが囲碁でした。幼少期に囲碁に関心はありましたが、今までその機会が無く、コロナ禍でも世間ではgo to travelですが、私は近場のgo to囲碁教室となりました。碁盤に向い、石を打っていると中国4000年間の人々と時空を超えて対話しているような気がします。碁石にまつわる言葉として、布石、定石、要石、捨て石、先手を打つ、急所、連結等、石の形から気付くことが大変に重要で、これを怠ると取り返しのつかないことになってしまいます。相手がどう石を打ってくるかによりますが、その布陣を読むことは難しいです。対戦から相手の石を攻撃するだけでは己の利にならず、相手の石と上手にお付き合いしてこそ己の利が確かなものになることを実感しています。結果として相手より1目、地が多ければ良いのですから。ロシアのウクライナ侵攻にもいえるのではないでしょうか。

相手をおもんぱかる心と道理に叶った生き方をしていけば、その人の個性が生かされ、努力が実を結んでいくのではないかと思う昨今です。徒然なるままに綴ってみました。ご一読有難うございました。次回は「会議管理・市民まつり実行部門から丹羽さん」です。お楽しみに。


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