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「自家製パン作り」澤田敦子

2022-06-15

初めまして、澤田敦子と言います。 4月から火曜夜間クラスで泳いでいます。

生来、モノづくりが好きで、紙やのり、はさみなどがあれば1人でも工作をしていました。
自分の雑誌の付録だけでなく、姉妹の付録までもらって作っていました。
誰かに教わったわけでなく、気になること、好きなことは、小さい子供でも、自然と手に取り、始めてしまうものなんですね。

約20年前、長男が3歳保育の幼稚園に通い始め、順調に通園できるようになったころ、何かお稽古事を始めたくて、通いはじめたのがパン教室です。

幼稚園に長男を預けたあと、幼稚園の近くのバス停から西武新宿駅へ向かうバスに乗り、駅ビル内の教室へ駆け込み、急いで身支度をして、レッスンが始まる時間まで少し休憩。

自分の指名した講師のテーブルで、材料を計り、混ぜてこねて、発酵、成形、焼成 ― 
時間の許す限り、冷めるのを待ち、それでも冷めないときはパンの袋の口をあけたまま、バスに飛び乗り、お迎えの時間ギリギリに幼稚園へ滑り込む。月に何度かの「幼稚園へ送り―パン教室通い―幼稚園の迎え」が、忙しいけど何とも充実した時間でした。

ということで、私のブログでは、パンについて触れたいと思います。

パンは、小麦粉、塩、イースト、水という4つの材料と、発酵と焼成時に適度な温度があればできます。 日本でフランスパンと呼んでいるものが、それに近いと思います。本場フランスでは、成形-焼く前のパンの形作り、バゲット、シャンピニオンなど-によってパンの名前が決まっています。「フランスパン」という名のパンはないそうです。

その基本4材料に、砂糖、卵、油脂(バター、オリーブオイルなど)の副材料を色々な割合で加えることで、多種多様なパンが出来上がります。

生地にバターを織り込んで、焼いたときに層になるように何度か畳んでは、休ませを繰り返し、三角形に切って巻いて、三日月のような形に整えて、焼いたものがクロワッサンです。
卵を加えた生地をクロワッサンと同様に生地づくりをし、チョコを巻いたり、風車のような形の中央にフルーツを置いて焼いたのが、デンマーク由来のデニッシュパンです。 
皆様、ご存知ですよね。

ドイツは、小麦粉にライ麦を加えて焼いた、黒っぽく、ずっしりと重いライ麦パンで有名です。ライ麦は、グルテン質が極めて少ないので、最近では健康志向の方々の間で人気が出ているそうです。ちなみにメロンパンは、少し甘味のあるパン生地に、クッキー生地をかぶせて模様をつけて焼いたものです。日本人が他国のパンをアレンジしたものだそうです。

私にとってパン作りが続いた理由は、
 ①短時間に結果が出る。
 ②同じパンでも出来上がりが、同じにならない。だから、また試したくなる。
そして、なんといっても ③家族に喜んでもらえる。からでした。

パン教室の後、長男を迎えに行った時の会話です。
  
  長男  「何をもってるの?」
  私    「教室で焼いたパンやで」
  長男  「うわあ、美味しそう」
  私    「お家に帰って、おやつに食べよね」

こんな会話から始まり、次第に「今日のパンは何?」「今度は何を焼くの?」「また、美味しいのを焼いてね」 子どもの素直な気持ちから出てくる言葉を聞いた時は、本当に嬉しくて、教室に通う張り合いになっていました。

今では、葡萄から起こした天然酵母使って、発酵種を作り、それを使って焼くまでになりました。 写真をご覧ください。

①グリーンレーズンと水を混ぜ、温かいところで発酵させ、酵母菌を起こしているところ

②発酵液に小麦粉を混ぜ、温かいところで保存。
  酵母菌をさらに増やし、生地に混ぜ込みやすくする工程

③ ②の種を”イースト”として使い、カンパーニュを焼きました。

今の私の夢は、ヨーロッパ各地を巡り、自然が豊かなドイツやオーストリアの小さな町のパン屋で修行し、”自分のレシピで、自分オリジナルのパンを焼くことです。 
そのために、毎週の水泳での体力づくりは欠かせませんね。 皆様に、教室でお会いするのを楽しみにしています。

7月のブログは水曜午後教室の中村和子さんです。
中村さんは正会員で広報委員会にも所属されています。
お楽しみにしてください。

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