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タクシー運転手が知る東京の意外な風景!

2025-11-15

正会員の小宮です。以前は金曜夜間に指導員をさせていただいておりました。
仕事はタクシードライバーとして、東京23区あたりをグルグルと運転しております。
今日は仕事柄、普段はあまり気づかない場所や、見ることのない時間帯の東京の風景をご紹介してみます。

■十二社通り(西新宿)


新宿駅西口地下を京王プラザホテルを横目に都庁方面へ15分ほど歩いていくと新宿中央公園にぶつかります。
その公園を突っ切って更に進むと公園の反対側にこの通りがあります。「十二社通り」これ、なんと読むかわかりますか?
“じゅうにそうどおり”と読みます。正式には東京都道新宿副都心十三号線というらしいです。

名前の由来.....
この通りの名前の由来は、新宿中央公園の一角にある熊野神社から来ています。あれ?小平にもありますね。
紀州にある本宮は上四社、中四社、下四社と十二の神様があり、そこから十二社(じゅうにそう)と呼ぶそうです。

なぜ新宿に熊野神社が?......
これは、室町時代に紀州からこの地に移り住んでいた馬喰(牛馬の売買人)鈴木九郎が商売繁盛を祈願し、後に財を成した後、この熊野神社を奉納したと言われてます。
彼は中野長者と呼ばれ、近隣に神田川に架かる「中野長者橋」や首都高中央環状線の入口にも名前が残っています。普段何気なく見ている道や地名も実は色々な歴史があり面白いですね。


■皇居横内堀通り


皇居の二重橋、馬場先門、和田倉門、大手門の横を通る、ダダっ広い道です。
昼間は多くの車や観光客、最近ではジョギングランナーでごちゃごちゃしている所ですが、深夜はそれらが一切なくなり、広い道と街灯、その向こう側に広がる虎の門当たりの綺麗な夜景が広がります。
特に皇居の反対側の丸の内界隈はビジネス街で、夜は人気もぐっと少なくなりますので、その昼夜のコントラストがとても面白い所ですよ。
しかし、こんな遅い時間にここに来る用事は普通の方々はあまり無いと思いますけど。

■豊洲ぐるり公園


ここは築地から移転してきた豊洲市場の後ろに位置する公園です。
公共交通の便が悪いので、あまり来ることも少ないかもしれませんが、ここは都内でも随一の夜景の名所らしいですよ。
東京湾の向こう側にレインボーブリッジや対岸の日の出桟橋、芝浦ふ頭の夜景が広がります。
この公園はバーベキュー場にもなっているので、お友達やご家族で夜景を楽しみながらバーベキューを満喫するのもいいですね。
ご送迎した方々は、豊洲駅近くで食材を調達した後、タクシーでここへ来て、終わったらまたタクシーを読んで新橋駅までなんて言うコースが多かったです。

これ以外にも、東京ゲートブリッジや、海の森公園、有名な川崎浮島の工場夜景が見れる羽田のソラムナード緑地など、特別の用事が無い限り行くことが無く、また公共交通がほぼない場所が都内にも色々とあります。
いつか機会があれば、またご紹介してみようと思います。

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